葛飾納涼花火大会は、毎年多くの来場者(去年は77万人)でにぎわう夏の一大イベントです。
本記事では、葛飾納涼花火大会2025の会場周辺の混みすぎる穴場スポットではなく、2㎞~5㎞離れた快適に観賞できる穴場スポットを5か所厳選して紹介します。
迫力満点の花火を無料で見れる場所や松戸側の静かなエリアから観賞する方法、車で行けるスポットに早めの場所取りが必要なエリア、屋台や交通規制、中止時の対応も解説しています。
葛飾納涼花火大会が初めての方もぜひご活用ください。
- 花火大会を無料で見られる5つの穴場スポットの場所と特徴
- 会場周辺や松戸側で混雑を避けられる観覧エリア
- 車で行けるスポットや駐車場の有無
- 交通規制・中止情報や場所取りの注意点
葛飾納涼花火大会2025の穴場スポットを徹底解説

- 【重要】花火大会の打ち上げ場所と見え方
- 穴場スポットの中から選んだ無料で見れる場所5選!
- ①水元公園
- ②江戸川グラウンド
- ③里見公園
- ④アリオ亀有 屋上
- ⑤篠崎公園A地区
花火大会の打ち上げ場所と見え方

葛飾納涼花火大会2025の打ち上げ場所は、東京都葛飾区柴又にある「柴又野球場(江戸川河川敷)」です。
観覧エリアとの距離が非常に近いため、1㎞以内であれば「音」や「振動」の臨場感あふれる大迫力な花火を楽しめます。
一方で、距離が3kmを超えると花火が小さく見え始め、音の迫力も次第に弱まっていきます。さらに10km以上離れると肉眼では花火がはっきり見えにくくなり、音もほとんど届かなくなります。
穴場スポットの中から選んだ無料で見れる場所5選!

去年の葛飾納涼花火大会の来場者数が77万人だったことも考えると1㎞以内はどこも混雑して穴場と言えないので、今回は花火大会の会場から直線距離で2㎞~約5㎞までの中から、トイレも近くにある穴場スポット5ヵ所に絞って表にしています。
まずは簡単にご紹介します。
スポット名 | 視界の良さ | 音の臨場感 | 混雑度 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
水元公園 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
江戸川グラウンド | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
里見公園 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
アリオ亀有 屋上 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
篠崎公園A地区 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
穴場スポット名 | 特徴とポイント | 花火会場からの直線距離 |
---|---|---|
水元公園 | 広々とした芝生と自然に囲まれた公園。 公園内に複数トイレあり。 |
約3km |
江戸川グラウンド | 視界が開けた川沿いのグラウンド。 グラウンドにトイレあり。 |
約2.7km |
里見公園 | 江戸川グラウンドの反対側。 駐車場は17時以降出られません。 |
約2.1km |
アリオ亀有 屋上 | 商業施設の屋上から観賞でき、 トイレや飲食店も完備。 |
約2.7km |
篠崎公園A地区 | 緑豊かで家族連れに最適。 公園内に複数トイレあり。 |
約5.2km |
ただし、公園やグラウンドは無料で見られる分トイレや駐車場の数が少なめなため、混雑が集中する傾向にあるので早めの到着や場所取りの準備は欠かせません。
穴場スポット①水元公園

住所:東京都葛飾区水元公園3−2
花火大会の会場までの直線距離:約3㎞
水元公園は東京都内でも有数の自然豊かな公園で、江戸川沿いに広がる広大な敷地が特徴です。特に北東エリアは比較的人が少なく、ゆったりと花火を観賞できる環境が整っています。
公園内には複数のトイレが設置されており駐車場(身障者用8台あり)も多いため、家族連れや長時間滞在したい人にも安心です。
混雑を避けたい方や自然の中で静かに楽しみたい方にとって非常にバランスの良い穴場スポットといえるでしょう。
※駐車場:普通車1時間まで200円、以後30分毎に100円、入庫後12時間最大料金800円。
穴場スポット②江戸川グラウンド

住所:東京都江戸川区北小岩4丁目
花火大会の会場までの直線距離:約2.7㎞
江戸川グラウンドは江戸川の河川敷に広がるスポーツ施設で、花火大会当日も解放されることが多いエリアです。開けた立地のため視界が広く打ち上げ花火がよく見えます。距離も程よく近いため、音の迫力も十分に感じられます。
また、小岩緑地野球グラウンド側でしたら周辺に公衆トイレが少し設置されていることと、会場に少し近くなるため迫力のある花火を楽しめます。
駐車場はそれほど多くないため、車で行く際は早めに行きましょう。
穴場スポット③里見公園

住所:千葉県市川市国府台3丁目9
花火大会の会場までの直線距離:約2.1㎞
里見公園は千葉県松戸市に位置し、江戸川沿いの高台にある歴史的な公園です。花火会場から直線距離で約2.1kmと比較的近く、開けた地形のため花火の全体像を見渡すことができます。
視界が良好な上に人混みも少ないため、静かに観賞したい方にはぴったりのスポットです。園内にはベンチや芝生があり、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力の一つです。
夜はやや暗くなるため懐中電灯を持参すると安心です。また、トイレも設置されていますが数に限りがあるため、早めに済ませておくと良いでしょう。
落ち着いた環境で花火を楽しみたい方におすすめです。
穴場スポット④アリオ亀有 屋上

住所:東京都葛飾区亀有3丁目49−3
花火大会の会場までの直線距離:約2.7㎞
アリオ亀有の屋上は、買い物や食事とあわせて花火を楽しみたい方に最適なスポットです。花火会場からの距離はやや離れていますが、高い位置から広範囲を見渡せるため花火全体の流れを楽しめます。
商業施設の屋上であるためトイレや飲食店が充実しており、快適な環境で過ごせるのが最大の利点です。一方で、屋上が花火観覧用に開放されるかどうかは当日までわからないこともあるため、事前の確認が必要です。
家族連れや友人とのグループ観賞に適した安心感のあるスポットです。
穴場スポット⑤篠崎公園A地区

住所:東京都江戸川区上篠崎1丁目25−1
花火大会の会場までの直線距離:約5.2㎞
篠崎公園A地区は江戸川区に位置する広々とした公園で、落ち着いた雰囲気の中で花火を観賞できるエリアです。会場からはやや距離がありますが、視界は良好で花火を遠目からじっくりと楽しむことができます。
公園内にはいくつかのトイレが設置されており長時間の滞在でも不便はありません。混雑も少ないため、小さなお子さんがいる家庭や静かに花火を楽しみたい方に向いています。木々が多いエリアもあるので、場所を選んで座るとより快適に観賞できます。
葛飾納涼花火大会2025の穴場スポットを楽しむ為に

- 早めの場所取りが必要な人気エリア
- 松戸側で混雑回避できる穴場とは?
- 穴場スポットで屋台は楽しめるのか
- 花火大会の歴史と来場者数の推移
早めの場所取りが必要な人気エリア

打ち上げ会場に近いエリアで、無料ながら迫力ある花火を楽しめる場所は限られています。中でも「柴又公園」や「土手正面の斜面エリア」など会場から1㎞以内は毎年人気が高く、早朝から場所取りをする人が多く見られます。
特に有料席の両側に広がる無料観覧エリアは、打ち上げ方向を真正面に捉えられる貴重なスポットです。このような場所では、シートだけでなく重しも必須となります。風が強い日には飛ばされやすいため注意が必要です。
場所によっては通路をふさがないよう係員から指示があることもあります。観覧環境を確保するためにも時間に余裕を持って行動しましょう。
松戸側で混雑回避できる穴場とは?

打ち上げ会場の対岸、千葉県松戸市側には混雑を避けて花火を楽しめる穴場が多くあります。たとえば「矢切の渡し」周辺や「下矢切・中矢切の農道」、「松戸矢切高校跡地」は会場からの視界も良好で、花火をしっかりと観賞できるスポットとして知られています。
松戸側は都内と比べて人出が少なく場所取りもそこまで激しくないため、ゆとりをもって観覧場所を決めたい方におすすめです。
また、河川敷には仮設トイレや簡易出店も見られることがあり最低限の利便性も確保されています。静かに花火を楽しみたい方にとっては松戸側は非常に有力な選択肢といえるでしょう。
穴場スポットで屋台は楽しめるのか

穴場スポットでも屋台を楽しめるかどうかは場所によります。例えば「柴又帝釈天参道」や「寅さん記念館前」など、打ち上げ会場周辺にある一部の穴場では屋台が数店出店していることがあります。
帝釈天通りを離れた河川敷内や松戸側の一部エリアでは、屋台が少ないか全く出ていないこともあります。穴場スポットでは屋台は楽しめないと思って食べ物や飲み物を事前に購入しておくと安心です。
とくに松戸側はコンビニが少ないため、最寄り駅で買い出しを済ませてから移動するのがよいでしょう。
花火大会の歴史と来場者数の推移

葛飾納涼花火大会(旧名称:柴又の花火)は1953年に始まった歴史あるイベントで、地域に根差した下町の風物詩として長年親しまれてきました。
初期の打ち上げ数は数千発程度でしたが、近年では約15,000発が打ち上げられています。来場者数も年々増加傾向にあり、2024年には約77万人が訪れています。
この規模は東京都内でもトップクラスで、交通機関や周辺道路にも影響が出るほどの盛況ぶりです。大会の規模が大きくなった一方で安全対策や設備面の整備も進んでおり、地元住民と行政の連携で運営が続けられています。
葛飾納涼花火大会2025に向けての事前準備

- 日程を確認しておこう!
- 穴場スポットに適した持ち物とは
- トイレやコンビニの有無をチェック
- 交通規制とアクセスの注意点
- 荒天時の中止や順延情報について
- 車で行けるおすすめの穴場スポットと注意点
葛飾納涼花火大会2025の日程を確認しておこう!
項目 | 内容 |
---|---|
大会名 | 第59回葛飾納涼花火大会 |
開催日 | 2025年7月22日(火曜日) |
開催時間 | 19:20〜20:20(約1時間) |
会場 | 葛飾区柴又野球場(江戸川河川敷) |
打ち上げ数 | 約15,000発 |
来場者予想 | 約77万人規模(昨年実績) |
観覧エリア | 有料席あり |
アクセス | 京成線「柴又駅」徒歩15分、JR「金町駅」徒歩20分 |
交通規制 | 17:30〜22:00ごろまで会場周辺で車両通行止め予定 |
雨天時の対応 | 荒天中止(延期なし)、当日発表 |
主催 | 葛飾納涼花火大会実行委員会(葛飾区・観光協会) |
穴場スポットに適した持ち物とは

花火大会を快適に楽しむには、持ち物の準備が重要です。夜は冷える可能性も考えて以下の物を持っていくと快適に過ごしやすいでしょう。
- レジャーシート
- 蛍光灯
- 飲み物・軽食
- 虫よけスプレー・ブランケット・雨具
- ティッシュ・ウェットティッシュ・絆創膏・制汗シート
- ゴミ袋
- モバイルバッテリー
- 羽織れる上着
トイレやコンビニの有無をチェック

穴場スポットを選ぶ際は、トイレやコンビニの有無も重要な判断材料になります!
商業施設に近いアリオ亀有や松戸駅周辺のスポットであれば、清潔なトイレや充実したコンビニを利用できる点が魅力ですが、江戸川グラウンド周辺はトイレの数が少なくコンビニも場所によっては離れているので、事前に花火大会を観る場所とトイレ、コンビニの有無を確認しておくのが良いでしょう。
急にお腹が痛くなってもトイレが行列だととんでもない事になりますので・・・
交通規制とアクセスの注意点

画像は葛飾納涼花火大会花火大会2024の交通規制についてなんですが、当日は周辺道路で大規模な交通規制が実施され、車両の通行が制限されました。特に赤枠で囲われた江戸川土手通りや高砂通りでは、17時半ごろから夜10時近くまで通行止めになっています。
2025年も2024年と同様の交通規制が予想されるとともに、最寄りの京成線・柴又駅や新柴又駅も大混雑し、入場規制がかかる可能性があります。混雑回避のためには徒歩での移動ルートを事前に把握し、複数の駅を使い分けるのが効果的です。
帰り道は金町駅や京成高砂駅まで歩くルートも視野に入れるとスムーズに帰宅しやすくなります。早めの行動と情報収集が混雑緩和のカギです。
荒天時の中止や順延情報について

花火大会は屋外イベントのため、天候によって開催可否が左右されます。荒天の場合、中止や順延となる可能性があり、実施判断は主に当日の午後に公式サイトや公式のSNS(X(旧Twitter))で発表されます。
特に、強風や雷雨が予想される日は安全確保の観点から中止となることが多いため、事前に天気予報を確認し、最新情報をフォローしておくことが重要です。
順延日が設けられる場合もありますが、あくまで予備日であり必ず開催されるとは限りません。遠方からの来場を予定している方は、宿泊や交通手段の変更にも柔軟に対応できるよう準備しておきましょう。
車で行けるおすすめの穴場スポットと注意点

車でのアクセスを考える場合は、周辺の交通規制や駐車場の有無を十分に確認しておく必要があります。
おすすめのエリアとしては水元公園です。有料駐車場が併設されていて花火観賞の拠点としても便利ですし、交通規制の道路からも少し離れているので渋滞が少なめなのもおすすめです。
ただし、花火大会当日は早い時間から満車になるかもしれませんので、以下のサイトで水元公園の駐車場が空いているか確認しておきましょう。
また、会場付近での路上駐車は厳しく取り締まられるため、必ず指定された駐車場を利用するよう心がけましょう。